浜松市内には10校の私立高校があります。
毎年、9・10月は学習塾(私塾)を対象とした学校説明会が開催されます。今年も塾長として説明会に参加させていただきました。
私立高校説明会を開催順に・・・、
浜松啓陽高等学校
聖隷クリストファー高等学校
浜松学芸高等学校
西遠女子学園高等学校
浜松修学舎高等学校
浜松聖星高等学校
浜松開誠館高等学校
浜松学院高等学校
※浜松日体高等学校(浜松市コロナ特別警戒のため中止)
※オイスカ高等学校(今年度未実施)
今年の説明会の印象は、コース選択の改廃を含め全体的に入試の目安点が上がっていることです。
この要因は、2つあると私は考えます。
一つ目は、授業料です。
私立高校は授業料が高いというイメージがありましたが、国と県から支給される就学支援金により授業料が免除される率が大幅にアップしました。その結果、これまで授業料の負担で敬遠していた生徒が、私立高校を単願志願する動きが一気に加速したことが挙げられます。
二つ目は、今年から新指導要項の適用により中学の内申点評価の仕方が代わったことです。
今までの
「意欲・態度・関心」が「主体性」に代わり、
「知識・技能」、「思考・判断・表現」、「主体性」の3つの観点になります。
そのため、
発言回数や提出物などが評価されにくくなり、定期テストで100点をとっても「5」はつかない。
逆に、下位層の生徒は「3」がつき易いという皮肉な結果が生まれています。
私見ですが、
評価点が生徒の学力を的確に反映したもかどうかは疑問が残りますね。
また、今回の説明会では内申点評価と目安点の関係を明確にはしていませんが、昨年までの内申点の基準が通用しなくなることに対しての警戒心が今年の「目安点」に表れてきているような気がします。
今回、説明会で得た内容を、
塾としてどのように活かし、受験指導に当てていくのか。むしろ私たち大人が主体的に判断することが求められそうですね。