溜めた宿題を一気にする生徒ほど、成績が伸びる?!

先日、一人の生徒が、

「先生、今日の授業で学校の宿題『社会の自主学習ノート』をやってもいいですか?」

と神妙な面持ちで言ってきました。

私がその宿題に目を通すと、提出期限は明日。しかも20ページ以上も残っています。

常識的に考えて、明日までには間に合わない量ですが、それでも塾で半分以上を仕上げ、残りは家に持ち帰って提出期限を守ったとのことでした。 

 

 

一般的に宿題を溜める生徒は、計画性がなく自己管理もできていないため成績が悪いというイメージがあります。

確かにこの生徒の成績は良いとは言えませんが、

一気に成績を伸ばす才能が隠れているとも感じました。

何故なら、

学習スピードが極端に速いからです。

 

しかし、

いくら余裕の素地力があっても、やる気がなければ成績は上がりません。勉強には、意欲・態度・関心が大切なんですね。

このことに本人が気づいていないことに、もったいなさを感じました。

 

ところで、

学習スピードで大切なことは何かご存知ですか? それは、無駄な時間を省くことです。

例えば

机に座っても、勉強以外の時間を過ごしている。

分からない問題をいつまでも考えている。または、手が止まっている。

子どもたちに往々として見られる様子ですね。

そんな時は、

解説を読んで、答えの丸写しで理解することも一つの勉強方法です。

 

無駄な時間が削られれば、宿題の時間も減りますし、他の教科を取り組んだり遊んだりすることもできます。

そのため、

子どもたちの成績を伸ばすには、無駄な時間を省くことが一番と言えそうですね。