先日、小学3年生のお子さんを持つ保護者の方から、入塾についてお問い合わせをいただきました。
「国語の文章問題の読み取りができない」
とのご相談でした。
幾つかご家庭での様子を伺ってみると、学校の宿題(漢字の書き取り・本読み)を本人任せにしているとのことでした。これでは、勉強ができなくなるのもうなずけます。
毎日の日課として宿題に取り組むことで、長い目で見て学習習慣と自立学習が備わります。
そのため、
宿題は低学年のうちから、ご家庭で身につけさせることが大事なんですね。
お母様の接し方次第で、お子さんの勉強もだいぶ変わってきますよ。
写真は国語文章問題の添削の様子です。
間違えた問題はもう一度見直しをして、次に進むようにしています。
文章問題の読解力は、学習量に比例して身につくため習得に時間がかかりますが、身に付いたスキルは今後の学習の財産となります。
話は変わりますが、
小学5年生は、算数・国語とも学習内容が難しくなり、学校の授業についていけなくなる学年でもあります。
例えば算数、
小数の掛け算・割り算と工夫した式、倍数と約数、分数の計算、角度、単位量あたりの計算、割合、速さ、多角形の面積、円周の長さなど。
国語であれば、
文法問題(主語、述語、修飾語)、漢字の成り立ち、辞書の引き方、などなど。
特に算数は単元の多さ、そして抽象的な難易度が上がり、授業内容を理解するには大変な学年となります。
このため、
5年生で、できる子とできない子の学力差が一気に広がります。
でも、その要因を紐解いてみると、
4年生の学力不足が、二極化を生む一番の要因なんですね。
そのため、お子さまの基礎学力を4年生までにしっかり習得する必要があります。
「まだまだ小学生だし、本格的に勉強を始めるのはどうかな・・・??」
と、お考えの親御さんもいらっしゃるかと存じますが、子どもの将来を考えるならば、やはり4年生がターニングポイントといって過言ではありません。
勉強の分かれ道は、すぐ近くまで迫っています。
5年生になってからでは、手遅れともなり兼ねませんね。