高校入試追跡調査セミナーに参加して

7月3日、学力調査研究会主催(学調研)のセミナーに参加してきました。

学力調査研究会は静岡県統一模試を運営する会社で、県内に幾つかある公開模試の中でも受験者数が一番多くいます。
その学調研の代表である小澤先生が、今年の高校受験生の追跡調査セミナー開いてくださいました。

セミナーでは、
・最近の公立高校と私立高校の志願傾向
・内申点と学調テストとの相関関係
・不合格の生徒に共通した内申点の傾向
など、追跡データを基にした貴重なお話がありました。
これらの具体的内容は、生徒面談・保護者面談でお話させていただきます。

今回、もう一つ別に興味を持った話があります。
それは、内申点です。
内申点とは、「学力」と「意欲・態度・関心」の評価を表す、子どもたちの「ものさし」でもあります。
では、この「ものさし」は、どんな意味を持っているのか?興味深いお話がありました。
初めに、「学力」です。
学力」とは、すなわち偏差値を指します。
しかしながら、子どもたちはテストが出来るからと言って、社会人になってからも立派な人であるかというと、そうとは言い切れません。学力で人の善し悪しを量ることはできないのですね

次に、「意欲・態度・関心」はどうでしょうか。
学校で、その教科に意欲的に取り組んだ。態度が前向きで、本当に関心を持って授業に臨んだ。このような姿勢には、社会人になってからも、人に評価される部分があるのではないでしょうか

塾の指導には、内申点対策が不可欠です。
そして、内申点というと「学力」だけに目が奪われがちですが、実は子どもたちの「意欲・態度・関心」も大事なんですね。
言い換えると、「学力」と「意欲・態度・関心」の双方を身につけさせていくことが塾の使命であるといえます。
今回は、改めて生徒指導を見直す。そんな機会となったセミナーでした。