静岡県公立高校入試分析セミナーに参加してきました。

昨日は、塾向けの教材を扱う教育開発出版㈱主催のセミナーに参加してきました。

楽器博物館上のアクトシティ浜松研修交流センターを会場に、完全予約制のため申し込みをしても出席できない塾があるほどの盛況でした。
講師は、
教育開発出版の教材の一部を手掛け、同社の入試分析を何年にも渡って担当されている㈱サイラブの白井代表です。

私も毎年、白井先生のセミナーに参加させていただき、勉強の時間をいただいている次第です。

 

 

写真は、当日のセミナーの資料です。

この冊子では、昨年の静岡県入試問題傾向、及び全設問の難易度を教科別に詳しく分析した内容が紹介され、子どもたちに直接入試指導に役立つヒントが掲載された一冊です。

 

皆さんもご存知の通り、2020年は大学入試が大きく変わろうとしております。
知識を問う従来型の学力観と決別し、先行きの不透明な時代であるからこそ、多様な人々と協力しながら主体性を持って課題を解決するための思考力、判断力、表現力を育てる教育にかえていこうとするものですね。
この大学入試改革が、ここ数年高校入試にも影響を与え始めてきているということでした。
セミナーでは、
大学入試制度を受けて、高校入試がどのような方向を向いてきているのか、全国の公立高校入試から見えてくる新傾向の問題と、かつ静岡県の公立高校入試問題にからめながら説明がありました。

 

ところで、新傾向の問題とは何か、説明を加えますと
①パターンが決まっていて暗記していれば解答できた応用問題から、パターン化されていない活用問題にと変りつつあること。
②知識問題から、複数の図や文章を組み合わせた思考力を問う問題に変化してきたこと。
③例えば数学であっても、言語能力が必要となる記述・説明重視の問題が出てきていること。
など・・・。

当然、これからの学習は詰め込みだけの学習では入試に太刀打ち出来なくなります。また、今後は問題文を読むための読解力必要で、その力が正答のカギを握るであろうこともお話しされていました。
今後の高校入試に向けて、具体的な対策にも触れられるなど有意義なセミナーとなりました。