中1理科、家でもできる光の屈折実験

理科の教科書は色々な実験の写真があり、思わず自分で試してみたくなるものが沢山あります。

 

そんな中、

一人の生徒から光の性質について質問がありました。
「ものを厚いガラスを通して見ると、どのように屈折して見えるのか?」

という内容です。

 

光の進み方を言葉で説明しようとすると、なかなか難しいですね。

そこで、教室で実際に見てもらうようにしました。
 

ガラス板の中を「右」斜め横からをのぞくと、写真のように実際よりも「左」にずれて見えます。

授業では、

光の通り道を作図を使って、子どもたちが屈折の仕組みを理解できるように教えています。

 

実は

これらの実験は透明なアクリルケースが一つあれば、ご家庭でも簡単にできます。

 

 まず初めにアクリルの箱を用意して、水を入れて厚いガラスに見立てます。その中を横から覗き込むと屈折の現象が見られます。

 

そしてもう一つ、ご家庭でもできる実験があります。 

カップと1枚の硬貨を用意します。

カップの底に置いた硬貨が見えなくなるぎりぎりの位置で底を見ます。

次に、上の状態を保ちながらカップに水を注いでいくと、硬貨が浮き上がって見えるようになります。

この現象も屈折が関係していますね。

些細なことですが、子どもたちには驚きの体験となります。

 

教科書の写真で見るよりも、実際に実験をして自分の目で見て触れて確かめてみると、驚きと感動はまったく違ったものとなります。

家でも簡単にできる実験もありますので、ぜひ挑戦してみてください。