歴史の勉強に、地図帳は欠かせません。

前回のブログでも書きましたが、勉強の基本形は教科書を読むことに始まります。

今日は、社会の勉強でもう一つ大事なことを書きたいと思います。

先日、生徒が歴史の教科書を読んでいました。
ちょうど織田信長の天下統一を目指す場面で、「長篠の戦い」がありました。
長篠の戦いは、織田信長と徳川家康の連合軍が、足軽鉄砲隊を使った集団戦法で、甲斐の武田氏の騎馬隊を破ったことはご存知のことと思います。
そこで、私は生徒に次のような質問をしてみました。
「長篠はどこにありますか?」
なかなか答えが出てきません。
もう一つ、織田信長が駿河の今川義元を桶狭間の戦いで破ったことは知っていても、桶狭間がどこにあるかと尋ねても答えは得られません。

ちなみに
長篠は、現在の愛知県新城市です。地理的には豊橋の北に位置しております。これを言うと、子どもたちは「えーッ!!」と驚きの反応を示しますが、浜松から車で出かけて行っても1時間ちょっとでたどり着く距離です。
桶狭間は、現在の愛知県名古屋市緑区です。 

 

長篠城跡

寒狭川と大野川の合流部の断崖上に建てられ、写真中央がその城跡となります。

塾では、

子どもたちに社会科に興味を持ってもらおうと、教科書にちなんだ写真を教室に貼りだしています。ちなみに、写真は塾長自らが足を運んで撮り、定期的に差し替えをしています。

皆さんは、分からない漢字があると辞書で調べますね。同様に、歴史や地理で分からない場所は、地図帳を取り「どこで」を調べていくことが大事なんですね。
歴史や地理は、どこで何が起きたかを学ぶ学問です。面倒臭いと思わないで、調べていく習慣を持つことが大事ではないでしょうか。
そして、興味を持った場所は、自分の目で確かめて訪ね歩いて行ってもらいたいですね。地図帳って、眺めているだけでも意外と楽しいって感じがしませんか。