教科書を「読む」学習法。社会科で成績が上がっています。

中学生の中で、社会を苦手とする生徒は意外と多くいらっしゃいますね。

塾でも、体験に来られた生徒、もしくは保護者の方から直接その話が出てきます。

 

社会は、教科書の内容を丸暗記できれば高得点が狙える教科です。
でも、好きでもない教科を「暗記しなさい」と言っても、到底出来るものではありません。
では、どうすれば社会の勉強が効果的に進められるのか。
一番の答えは、教科書を何度も「読む」学習法です。

最近の子どもたちは、社会に限らず、本当に教科書を読みません。まずもって、教科書は読みものという概念が頭に無いのですね。

そのため塾では、教室に来た子どもたちは真っ先に教科書を読むように指導をしております。

しかも補足説明も含めて、教科書の隅々まで読ませております。
ここで大事なことは
1回読んだら終わりではなく、最低でも5回以上繰り返し読ませることです。

この取り組みはとても好評で、
「教科書は面白い」とほとんどの子どもたちが感じています。
特に、歴史の教科書は、その時々の出来事や人々の営みが年代を追って書かれているため、子どもたちは夢中になって読み進めます。

 

 

『写真は、実際の教科書読書の様子です。

子どもたちは教室に入ると否や、真っ先に教科書を手に取り読み始めます。

教科書を読む習慣が、どの生徒にもしっかりと根付いているのですね。しかも、理科社会の教科がよく読まれています。

この教科書読書の成果は、子どもたちの成績に反映されてきています。

現2・3年生の、昨年1年間の定期テストの点数推移をみると、ほとんどの生徒が社会科が上がっていました。しかも、5教科中1番、もしくは2番目に点数が取れるまでに学力が伸びてきています。

 

でも、塾の本当の狙いはもう少し上のところにあります。
それは、
最近の学調テストや高校入試問題の傾向は、単に知識を問う問題から、与えられた情報を組み合わせて解答する思考力を問う問題に変化してきております。
当然、これらの問題は丸暗記だけでは太刀打ちできません。
過去の出来事をいろんな角度で紐解き、読みとる活用力が必要となってきます。
そのためにも、
子どもたちには教科書を読み、問題の本質を理解する力をしっかりと身につけてもらいたいですね。