高校入試分析セミナーに参加(その2)

前回のセミナーの続きです。

 

二つ目は、今日参加した学力調査研究会のセミナーです。
学力調査研究会は、静岡県統一模試を主催し、県内の幾つかある模試の中でも受験数が最大規模の模試を運営されております。あゆみ学習塾も、この模試に毎年参加しています。
今回のセミナーは、今年の静岡県高校入試の追跡調査課から見えてきた課題を中心に、同研究会の代表である小澤先生のお話を伺ってい参りました。

セミナーでは、内申点とテストの結果との乖離を中心にお話がありました。
内申点は、『中間テストや期末テストの結果が内申点に一番影響する』と思われがちですが、

実は、

内申点の評価基準にそれが含まれていないことを、塾の先生方も含めて知らなかったり誤解をされているとご指摘がありました。では、内申点は何で決まってくるのでしょうか。それはどの教科も共通して『意欲』・『態度』・『関心』です。
したがって、ペーパーテストに強いだけでは、テストの点数は良くても内申点が足りないという現象が起きる生徒が実際にあるとのことです。これらのことを、具体的な数値でもって報告がありました。


また、同じく内申点関連で、

中学校の1学期の三者面談で、よく耳にする話に、

『1学期の内申点は、厳しくつけてあるから・・・』

よくあるお話ですね。
中学3年生の1学期の内申点と2学期の内申点が、本来は同じ基準であるはずなのに違う基準でつけられている事実なども追跡調査から見えてくるとのことでした。


これらのことを踏まえて、塾として子どもたちにどのように学習に接し、また内申点を上げる指導をしていけばよいのかも具体的なご指導がありました。

 

これら二つのセミナーは、今後の学習の仕方においてたくさんのヒントを与えてくれました。早速実践できるものから取り組んでいきたいと思い感じたセミナーでした。