高校入試分析セミナーに参加(その1)

偶然にも昨日と今日、二つの高校入試分析セミナーに参加する機会がありました。


一つ目は、教育開発出版㈱の関連セミナーです。

実は正規のセミナーではありません。 教育開発出版の教材の一部を手掛け、同社の入試分析を何年にも渡って担当されている㈱サイラブの白井代表が主催です。先生のセミナーは、過去にも何度か教育開発出版が主催するセミナーを受講させていただきましたが、今回は先生と親交のある塾長が集まった私的な学習会で、20名ほどの参加塾があり、ありがたいことにその中の一員として参加させていただくことができました。

 

セミナーでは、全国の県立高校入試問題の傾向や難易度の変化と、静岡県の入試問題に関連させて説明がありました。

ご存知の通り、2020年は大学入試が大きく変わろうとしております。知識を問う従来型の学力観と決別し、先行きの不透明な時代であるからこそ、多様な人々と協力しながら主体性を持って課題を解決するための思考力、判断力、表現力を育てる教育にかえていこうとするものですね。

この大学入試改革が、一昨年あたりから高校入試にも影響を与え始めてきているということでした。

例えば、
①パターンが決まっていて暗記していれば解答できた応用問題から、パターン化されていない活用問題にと変りつつあること。
②知識問題から、複数の図や文章を組み合わせた思考力を問う問題に変化してきたこと。
③例えば数学であっても、言語能力が必要となる記述・説明重視の問題が出てきていること。
など・・・。


当然、これからの学習は詰め込みだけの学習では入試に太刀打ち出来なくなります。また、今後は問題文を読むための読解力必要で、その力が正答のカギを握るであろうこともお話しされていました。
今後の高校入試に向けて、具体的な対策にも触れられるなど有意義なセミナーとなりました。