立体の問題は、頭で考えない

この時期、小学5年生の算数で展開図を勉強しています。
問題を解くためには、立方体を展開図にしたり、逆に展開図を組み立てて立方体に戻したりと、頭の中でイメージ作りをしていく必要があります。苦手な生徒にとっては、とても難しく思える問題ですね。
塾では、生徒に展開図を渡し、実際に立体に組み立てながら問題を解くようにしています。
そうすると、生徒も理解しやすくなります。

また、中学1年生の数学では、新たに投影図を勉強します。
投影図は真上から見た平面図と、正面から見た立面図とに分け、組み合わせて表されます。
こちらも、頭の中で立体的なイメージを作っていくことが難しいですね。
そこで、塾では

実際に投影図がどのように描かれているのか、目で見て分かる模型を作ってみました。

 

 

四角すいと投影図の立体模型です。

基線で90度に折れ曲がった投影図を見ると、実際の立体と投影図との関係がよくわかります。

 

 

 

 

こちらは、正多面体です。

正多面体には、

正四面体、正六面体(立方体)、正八面体、正十二面体、正二十面体の5種類があります。

どれも、生徒が自由に手に取って、触れることができます。

 

私は、立体の問題が難しいと感じる生徒には、あえて自分の頭で考えさせないようにしています。
なぜなら、いくら考えても答えが出てこないからです。
そのため、塾では
一回目は、実物を手に取ってみたり、解答解説を見せて、問題のイメージ作りをさせる。
次に、自分の頭で問題を考てみる。
そうすると、生徒もわかりやすくなります。

 

立体の問題は、イメージ作りが大切なんですね。