塾で、ペットボトルを使って水の流れ方を学べる観察道具を作ってみました。
二つのペットボトルをジョイントでつなげ、片方のボトルに水を入れただけの簡単な道具です。
使い方は、水の入ったペットボトルを逆さにして、下のボトルに水を落とすのですが、逆さにしただけでは水は下に流れません。
こうした道具を教室に置いておくと、教室に入ってきた小学生がすぐに反応してくれます。
作った者として、この反応を見るのが一番の楽しみなんですね。
初めは興味深げに
「先生、これ何?水時計?」
と聞いてくる生徒もいます。
「これは水の落ち方を観察する道具だよ!」
と説明すると
子どもたちは思い思いにボトルを振ったり叩いたりと、何とかして水を下に落とそうとしますが、上手に水は落ちてくれません。
そこで、何回か遊んでいるうちに気付き始めます。
水の入ったペットボトルを軽く回すように振ると、渦を巻きながら水が下のボトルへと流れ落ちます。空気の通り道ができると、水も勢いよく回転して落ちてくれるようになるのですね。
子どもたちは、
今度はもっと綺麗な渦、もっと大きな渦を作ろうと、何度もボトルをひっくり返しては挑戦していました。
単純な道具ですが、渦のでき方もそれぞれで、楽しませてくれます。
意外にも中学生の方が夢中になっていました。