小学6年生の算数
「拡大図と縮図」の単元のお話です。
実際に測れない長さや高さは、縮図を利用して求めることができます。
しかしながら、
子どもたちには縮図(作図)を使った問題が難しいようで、そのため教室前の電柱の高さを実際に測ってみました。
まず初めに
角度(高度)測定器を自作しました。
こうした類の作成は得意で、自作器に子どもたちはすぐに飛びつきます。
そこで、
実験のお手伝いをしてもらいました。
①電柱から5メートルの位置に立ちます。
②角度測定器で、電柱頂部までの角度を測ります。結果は、ちょうど50°の値を示していました。
③ここからは実際に1/50の縮図を書き、割合の公式を使って電柱の高さを求ていきます。
作図上で三角形の縦(高さ)を測ると、
11.8 cm
④次に、実際の高さ(もとにする量/基準量)は、
11.8÷1/50=590 cm
⑤最後に、子どもの目線の高さ120 cmを加えて
590+120=710
【答え】 7メートル10センチ
塾ではテキストを使った演習授業が中心ですが、こうした実測を加えた勉強もまた楽しいですね。