小学校の教科書改訂に思うこと

今年から、小学校の教科書が改訂されましたね。
ここ数年、教科書改訂のたびに学校で習う内容が増えてきています。
今回は大幅なページ増はみられませんが、前年に比べて教科書の内容量が変わってきたかなと感じます。
例えば・・・
算数では、各単元での学習内容が増えてきました。
教科書の練習問題も増えていますので、子ども達には学校からの宿題も増えそうですね。
国語においても同様で、読書の力・思考力・情報活用力を問う問題が増えています。

私は基本的に学習量が増えること賛成です。
真面目に勉強する生徒は、その分、頑張りが結果として見えやすくなります。

私が思うに、これからは
学校の授業についていける子とそうでない子の二極化が、もっと進むのではと考えます。
学校での学習量が増える分、授業についていけなくなる子が益々増えてくるでしょう。
一度遅れ始めると、次から次へと連鎖し、学年が上がれば上がるほど学習の遅れを取り戻すことが難しくなります。
中学になる頃には、「もう既に手遅れ」といった状況になりかねません。

小学生をお持ちのお母さんは、
わが子がどういう状況にあるのか、常にアンテナを張っておく必要があります。
そして、学校の授業が分からなくなる前に、親としてのお子様の学習に対して責任を持った行動をとっていくことが大切です。

いつも言いますが、
勉強はわからなくなってから慌てても駄目なんですね。
勉強に余裕があるときにしっかりと学習をするのが一番なのです。