教えすぎの弊害

今回のテーマは「教えすぎの弊害」です。

ちょっと長くなりましたが、ご勘弁ください。

 

うちの塾は「個別指導」と「自立学習」を組み合わせた授業を取り入れております。
それではなぜ個別と自立なのか?
それは教え過ぎを防ぐことにあります。
「教わる側」からすれば、たくさん教えてもらった方が良いとお思いでしょう。まして、親御さんはそのために高いお月謝を払っているのですから・・・

個別指導の塾というと、子どもにしっかりと指導してもらえると思っている親御さんも多いのかと思うのですが、

私は、

教える側が「教えない我慢」もあえて必要ではないかと考えています。

 

塾としては、あれもこれも教えたいという気持ちはあります。
ですが、「教える側」がそれを我慢しないと、生徒は上達しません。
では、なぜ上達しないのか??
それは、

生徒は自分で考える前に答えを教えられると、わかった気になって満足して終わってしまうからです。そのため、自分から考えよう、調べようとしなくなるんですね。
結局は自分で問題を解かなければ何も身に付かないんです。

 

私が大切にしていることは、
「生徒が自分で問題を解き、調べ、考える力を身につけさせる」ことです。
そのためには・・・
・勉強のやり方や基礎・基本は、一から徹底的に教える

・国語辞典、漢字辞典は積極的に利用させる
・うまくいかない時には、いつでも手を差し伸べる
・本人が気がついていない部分は指摘する
・できている部分は多少やり方が違っていても口を出さない
・生徒が質問しやすい雰囲気を作る
・生徒の質問には一生懸命答える

生徒自らが進んで取り組んだ勉強は、自信へと繋がり、必ず結果として現れるはずです。

そのため
私は『生徒の自立学習』にこそ

塾の価値と使命があると考えております

 

保護者の方とお話をしていて
「あゆみ塾に行ったら勉強をするようになった・・・」
こう言ってもらえるのが一番うれしい瞬間ですね。
しかし、忘れてはいけないことは、
「あゆみ塾に行ったら成績が上がった・・・」
これは違うんですね。
生徒の手柄を塾が横取りしているようなものです。
成績が上がったのは子どもが頑張ったから。


自分で勉強するからこそ成績は上がるのです。


塾はそのお手伝いをさせてもらっているだけのことです。