理科、こぼれ話「北極は、S極?N極?」

今回は

理科に興味を持ってもらおうと「こぼれ話」を挟んでみました。

 

いきなり「問題」です!

地球を一つの大きな磁石にとらえると、北極は、N極・S極のどちらでしょうか?

 

写真は、方位磁針ですね。

N極が北極を、S極が南極を向いています。

 

「ヒント!」

磁針のN極が指し示す向きを「磁界の向き」といい、その向きをつないだ線を「磁力線」といいます。

磁力線は、N極から出てSに入るんですね。

 

もうお分かりになったでしょうか・・・。

 

「答え」は、

 

北極は「S極」、南極は「N極」

 

北をN極と勘違いされている方が多いのではと思いますが、磁力線で考えるとよく分かります。磁力線はN極から出てS極に入ります。そのため方位磁針のN極の先にある北極はS極となります。


ちなみにこれも余談ですが、
方位磁針の指す北 (磁北) は、正確な真北 (地理的な北)と違うことをご存知でしたか

両者はそれぞれ違う地点にズレて存在します。そのため方位磁針は必ずしも真北を指し示していないこととなります。

こぼれ話のような些細な内容であっても、新しい発見はワクワク感がありますね。